海岸線を行く

 22, 2014 01:03

七里ヶ浜の海岸線に沿って、鎌倉を目指す江ノ電の電車。
きっと電車の中では海を見た人達が歓声を上げていることでしょう。
江ノ電はこのまま海岸線を進み、右端にみえる稲村ヶ崎の手前から山の中を進みます。

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上の江ノ電の電車の後ろに白い建物が建っていますが、ここは「恵風園胃腸病院」といいます。
(ご存知の方も多いはず)
この病院の歴史は古く、江ノ電が開通する5年前のの明治32年に「中村恵風園診療所」として開設されました。
江ノ電でも「恵風園前」という駅が開設されましたが、太平洋戦争の際に廃止となり、今ではバス停(写真の道路の点線の左側にあります)だけが残るのみです。

かつての七里ヶ浜には、この病院だけではなく多くの診療所(サナトリウム)が存在しました。
海に面したこの地が、体に良い保養地とコッホ博士により紹介されたことが始まりのようです。

さて、この「恵風園病院」ですが、かつて太宰治が担ぎ込まれた病院としても知られています。
太宰治が銀座で知り合った女性と海に身を投げたのが、この近くの小動岬。
近くの漁師によって担ぎ込まれたのが、この病院でした。
女性は命を落としてしまいましたが、太宰治は一命を取り留めました。

そして太宰治は、二人で身を投げ自分だけ助かったことを自身の小説「道化の華」の題材にしています。

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今では...そんな悲劇の舞台とは全く感じさせない観光地となってしまいました。
鎌倉を旅する時は、そんな昔の出来事に思いを馳せながら歩いてみるのも良いかもしれません。





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